弊社は、生体を模倣する素材「MPCポリマー」の合成技術と素材へのコーティング技術とを巧みに駆使し、様々な素材や医療機器表面を、弊社名称でもあるインテリジェント・サーフェスへと改質します。MPCポリマーで覆われた医療機器は、生体親和性、防汚性などの生体固有機能を発揮する製品へと生まれ変わります。
生体膜模倣構造のMPCポリマー
生体を構成する基本単位である細胞は袋状の構造を持ち、最外殻の細胞膜は、リン脂質の二分子膜で構成されています。
血管内面に血液の塊「血栓」が生じないのは、この構造が大きく寄与しています。
MPCポリマーは、リン脂質の水に馴染みやすい部位を模倣して合成された人工の素材で、コーティングした表面には、生体膜が固有に持っている生体親和性や血液適合性、タンパク質非吸着性といった機能が付与されます。
MPCポリマーの親水性と防汚性
MPCポリマーをコーティングした表面には、生体膜が固有に持っている生体親和性や血液適合性、タンパク質非吸着性といった機能が付与されます。MPCポリマー表面には、乾いた状態では汚れが付着しますが、水環境下では、水に馴染みやすい親水性のMPCポリマー表面が水を吸収し、水の力で汚れを落とす「セルフクリーニング」機能が発揮され、清浄な表面を長く保ちます。
内視鏡用コーティング剤
胃カメラや腹腔鏡といった内視鏡を用いた検査・手術の際、体内の水蒸気や電気メス由来の油煙により内視鏡レンズが「汚れ」、内視鏡を通した映像も判別が難しくなり、内視鏡を何度も取り出し、清浄化する必要があります。
MPCポリマー溶液を内視鏡レンズ表面にコーティングすると、親水性や防汚性の効果により、長時間の手術でも曇りのない映像が維持され、快適な検査・手術環境を提供でき、手術時間の短縮にもつながります。