開発途上国および新興国・臨床工学研究会
本研究会は、開発途上国の諸事情を把握し、現地の臨床ニーズに即した医療機器を生み出すことで、開発途上国における医療の質向上・医療機器の稼働率改善・雇用の創出等に寄与することを目的に結成しました。 開発途上国に存在する約8割の医療機器は、日本含む海外からの支援により寄付されます。それらの医療機器は開発途上国の医療の質向上に寄与するものの、インフラ、人材、ビジネス環境等の不整備や、現地の環境に適さない医療機器が寄付されることにより、医療機器の維持管理は長年の課題として懸念されています。 本研究会は、開発途上国向け医療機器の開発を検討されている医療機器メーカーやものづくり企業様と共に課題解決に向けた研究開発に取り組みます。開発途上国ならびに日本国内における医療施設および医療機器に精通するメンバーで構成されており、販路拡大のうえで必要となる調査、人材の紹介、コンサルティングなど、多岐にわたる支援が可能です。 現地の臨床ニーズに即し、且つ現地の環境に適した医療機器を開発し、開発途上国にて長年使用される医療機器の開発を目指します。 これらを達成することで、国連の掲げるSDGsの17のゴールのうち、「3. すべての人に健康と福祉を」、「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「10. 人や国の不平等をなくそう」、「17. パートナーシップで目標を達成しよう」※に関与し“No one will be left behind”の実現に貢献できるものと考えます。 ※貢献目標 3. すべての人に健康と福祉を:診断・治療を適切に行える医療機器を普及させることにより、感染症および非感染症、伝染病などによる死亡率を低下させる。 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう:医療機器の稼働率改善を通じて、保健医療サービスの質を向上させ、適切な医療サービスを受けられる医療施設の基盤構築に寄与する。 10. 人や国の不平等をなくそう:世界で通用する医療機器を開発することで、国内および国家間の保健医療サービス格差をなくす(減らす)。 17. パートナーシップで目標を達成しよう:開発された医療機器を使用する医療従事者および維持管理を行うエンジニアなど現地人材のキャパシティビルデングを行い、保健省始めとする政府機関、現地企業、日系企業など複数のステークホルダーとのパートナーシップを構築する。
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  • 本研究会は、開発途上国向け医療機器の開発を検討されている医療機器メーカーやものづくり企業様と共に課題解決に向けた研究開発に取り組みます。開発途上国ならびに日本国内における医療施設および医療機器に精通するメンバーで構成されており、販路拡大のうえで必要となる調査、人材の紹介、コンサルティングなど、多岐にわたる支援が可能です。現地の臨床ニーズに即し、且つ現地の環境に適した医療機器を開発し、開発途上国にて長年使用される医療機器の開発を目指します。

    これらを達成することで、国連の掲げるSDGsの17のゴールのうち、「3. すべての人に健康と福祉を」、「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「10. 人や国の不平等をなくそう」、「17. パートナーシップで目標を達成しよう」※に関与し“No one will be left behind”の実現に貢献できるものと考えます。

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    開発途上国・新興国とは?
    • 開発途上国・新興国とは?
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
    総人口における識字率・インタネットユーザー
    • 総人口における識字率・インタネットユーザー
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    医療機器の維持管理を阻害する要因
    • 医療機器の維持管理を阻害する要因
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    政府開発援助など国際協力案件の利用
    • 政府開発援助など国際協力案件の利用
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    セッション
    開発途上国の医療事情と医療機器
    海外の医療事情・医療従事者が抱える課題などをご紹介します。
    タジキスタン共和国
    • 1
      医療事情
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 2
      医療機器に関する問題
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 3
      現地で必要とされる医療機器
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    ウガンダ共和国
    • 1
      医療事情
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 2
      医療機器に関する問題
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 3
      現地で必要とされる医療機器
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    シエラレオネ
    • 1
      医療事情
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 2
      医療機器に関する問題
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 3
      現地で必要とされる医療機器
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    開発途上国の医療事情と医療機器
    ラオス
    ラオス
    • 1
      医療事情
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 2
      医療機器に関する問題
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    • 3
      現地で必要とされる医療機器
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    開発途上国の医療ニーズ
    東南アジアやアフリカなどの開発途上国で必要とされる医療機器とはどのようなものか、ニーズや価格水準に基づいた医療機器開発を行います。
    開発途上国の医療ニーズ
    電圧変動への対策
    電圧変動への対策
    面談を申し込む
    開発途上国では質の悪い電気が医療機器の稼働状況にも多大な影響を及ぼしています。頻発する停電や定格電圧の±15%以上にも及ぶ電圧変動により、多くの医療機器が故障します。開発途上国に存在する医療機器の約8割は日本含む海外ドナーからの援助により供与されたものと言われますので、日本人にとっても決して他人事ではありません。医療機器の稼働率を高く保つためにも、不安定な電源から医療機器を保護する装置・システムが求めています。AVRやUPS等が考えられますが、医療機器に搭載・付属させる、もしくはコンセント付近に設置することを考えると、小型・軽量化されなければなりません。近年は太陽光発電を利用するイノベーションも生まれています。このような開発アイデアを一緒に考えてくれる企業を希望します。
    • 電圧変動への対策
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    開発途上国の医療ニーズ
    DX化で限られたリソースを最大限利用
    DX化で限られたリソースを最大限利用
    面談を申し込む
    近年話題となっているDX化が世界中で進む中、開発途上国では、リープフロッグ型発展を遂げる開発途上国が増えています。インフラが整っていない状況で、デジタル技術を始めとする新サービスが先進国を跳び越す勢い(いわゆる“リープフロッグ=カエル飛び”)で広まることです。開発途上国のように「人材・もの・カネ」のリソースが限られた環境下では、本来はさらなる効率化・可視化が必要になりますが、劇的に状況を変えるような改善の糸口が見つけられないのが現状です。一緒にアイデアを出し、デジタル化により開発途上国の発見に寄与したいと考えている企業を希望します。対象は病院の医療情報システム・医療機器管理・医療画像管理・遠隔医療などを想定しています。
    • DX化で限られたリソースを最大限利用
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ
    開発途上国の医療ニーズ
    キャパシティビルディング
    キャパシティビルディング
    面談を申し込む
    開発途上国で医療機器の稼働率が下がる原因の1つに、教育の問題があります。医療機器のトレーニングが不十分なことから、誤使用による故障、故障を恐れて使用されないなど、学ぶ機会が限られていることが問題となっています。医療機器の使用・日常点検方法を学びたい医療従事者や、トラブルシューティングを学びたいエンジニアを対象としたオンライン教育やeラーニングなど、開発途上国の方々へ学びの場を与えることにご協力いただける企業を希望します。
    • キャパシティビルディング
      一政 雄輔
      東京農工大学共同サステイナビリティ研究専攻
      株式会社日本医工研究所 インターンシップ